前日の面談で、私は解雇理由証明書を改めて請求しました。
するとその日を境に、私に対する弊社の対応に違和感が。
引き継がれたはずの業務が消えていくのです……
なんと私が引き継いだはずの業務を元の社員が「自分がやるので」と持ち去っていくのです……！
怖いですねー 怖いですねぇー！
細々とした雑務でいっぱいいっぱいになってる先輩社員の業務を私が負担することで、
本来やるべき業務に充てる時間を増やし、残業時間を減らしていくという狙いのはずでした。
なのに元の社員に仕事を戻すという。
先輩社員の意思というより、上司からそうするようにと指示されていたのだと思います。
（先輩社員はとても受け身で言われたことを従順にこなすタイプなので）
私に対してOJTをした時間も無駄になり、
仕事が戻ってきた先輩社員は大変だろうなと思います。
先輩社員の業務の負担を減らすよう、解雇は決まってるけど引き続きやっていってほしい。
などと前日の面談でも言っていたのに。
こうやって私の仕事を減らしていくのだなーと、会社のやり口に感心した次第でした。
取り憑かれたように、社員全員が率先して雑務をやり始めたんです……
弊社の雑務。
それは来客にお茶を出すとか、ゴミを回収するとか、
西陽がさす窓のブラインドを調整するとか、
窓を開けて換気をするとか、宅配便が来たら対応するとか、電話を取るとか。
極めて一般的な雑務です。
当初の説明では、「雑務は全社員共通の仕事。誰か一人に任せるのではなく、気がついた人がやっていくスタンスです」という話でした。
しかし、解雇を言い渡される1週間ほど前から、
新人なんだだから積極的にやりなさい
と指導が入り。
新人の仕事と決まっていたのなら、最初からそういえばいいのに。と、
ASD気質発揮し、なんだか腑に落ちない気持ちもありつつも、
まあこれは私も積極性が足りなかったかのかもしれないと反省。
指示された当日から先輩社員に雑務をやらせないように、
周囲の気配にも集中しながら取り組んでいました。
ま、その1週間後解雇を言い渡されるのですが。
解雇を言い渡されても仕事は続く。
解雇の翌日からも別に当然のこととして雑務にも取り組むつもりでいたのですが、
ここに来てなぜか他の社員が率先して雑務をやり始めたのです……！
怖いですねー 怖いですねぇー！
狐にでも憑かれたのでしょうか……！
私が電話に出ると「早口すぎる、もっと気持ちをこめたほうがいい」とか、
ブラインドを下げると「まだ早くない？自分で調整するからいいよ」とか、
ゴミ回収すると「まだ溜まってないから触らなくていいよ」とか言われるんですよ。
どうしちゃったんですか皆さん！？
急に雑務にそんな責任感を持ち出してしまって！
他の仕事で忙しくて残業しまくりだというのに？
ただそんなにやりたいと言っている人から仕事を奪う道理はありませんので、
私は別にいいんですけど。
社員全員が急に定時で上がり始めたのです……
極め付けはこちらです。
毎日1時間半近く残業していた皆さんが、ほぼ定時ジャストで上がりだしたのです。
一緒に働いている社長の息子が
終業5分前になりましたので、皆さん帰る準備してくださいね。
もう15分後には事務所に鍵をかけますから。
明日に回していい仕事はどんどん明日に回して。
などと積極的に退社するように促してきます。
怖いですねー 怖いですねぇー！
この息子とほとんど仕事上で絡みはありませんでしたが、毎日顔は合わせています。
しかし、そんなこと今まで一度も言いませんでした。
なんだったら夕方ごろに他社員に仕事を言い渡し、
言われた社員は残業し、自分はさっさと早めにあがり、
毎日遅刻ギリギリにやってくる（むしろ電車遅延を言い訳に毎日数分遅刻してくる）人物です。
どの口が言ってるん？て、他の社員も思ったのではないかと思うのですが、
ついぞ感想は聞けませんでした。
この日を境にして定時以降のメール数が減っていたので、
他の社員も本当にちゃんと早めに帰っていたのだと思います。
よかったねー！！？
私が解雇理由証明書を請求した翌日というタイミングから急に定時で上がり出した
＆
私以外の従業員には事前に通達されていた様子なのが若干気になるけれど、
ともかく早く帰れるようになってよかったねー！
みなさんのQOLが上がって本当に良かったと思います！
昼休みの時間までアナウンスしてくれる社長の息子
余談ですが、この息子、昼にも
さと45さん、昼休憩にの時間入ったけど、今なに抱えてるの？
大丈夫？休憩いける？
（時刻は12:01）
などとアナウンスしてきました。
他の従業員は息子の急ぎの仕事を押し付けられて休憩を毎度削られている中で、
私にだけ謎の休憩に行ってのアナウンス。
別にいつも言われなくても行っていますのでお気遣いなく。
さと45だけ定時上がりで良いのか？
ちなみに、さと45だけほぼ毎日定時上がりで良いのか？という疑問もあろうと思いますが、
良いのです。
（←入社したばかりの時の上司）
さと45さんは新人なんで、定時過ぎたら数分以内にすぐにタイムカード押して退勤してください。新人の間は残業等はお任せしないので。
と言っていました。
戦力外の試用期間中である私に残業を任せられないのは至って普通の判断かと思います。
私も少なくとも残業代などという無駄な経費で
会社の利益を潰さないよう速やかに帰っていました。
しかし働いてみると、他の従業員は大体1時間半以上毎日残っている現実を目の当たりにし。
（←面接時の上司）
残業はほとんどありません。
どうしてもと言う時は事前に相談して頼んでいます。
と言っていた上司のセリフを信じることにして。
先輩社員はその分の残業代をちゃんともらっているのだろうと信じて。
定時で上がっていた私です。
そして次第に窓際へと追いやられる
次第に仕事はほとんど回されなくなりました。
とはいえ、ネットサーフィンなどして「仕事をサボってる」などと言われるのも癪なので、
先輩社員に「手が空いています」「◯◯に手をつけていいですか？」などとちゃんと指示を仰ぎ。
しかし先輩社員も次第にこちらの投げかけに対し、YESともNOとも言わなくなりました。
退職間際はマジで言葉通り息をしているだけの時間が業務の殆どとなりました。
解雇理由証明書請求を機に態度を変化させる会社とそうでない会社の違いとは？
解雇理由証明書を請求しても平然としている会社もあれば、
何か慌てたのか態度を変化させてくる会社もあります。
解雇理由証明書を請求しても平然としている会社は次のいずれかです。
- 解雇した従業員が専門家を介入させてくるリスクも既に予想して、対策を整えている会社
- 解雇理由証明書を求められた意味を全く理解して居ない会社
解雇理由証明書を請求して、態度を変化させる会社は以下の可能性があります。
- 解雇理由証明書を求められて初めて解雇理由証明書・解雇について調べ始め、
会社が不利になる点が思い当たり、独自に対策を講じてきた - 社労士や弁護士などの専門家に相談し、対策を講じてきた
弊社の場合は、私の解雇理由証明書の請求を機に、色々と態度を変えてきました。
退職勧奨に切り替えようとしてきたり、こちらからは求めていない面談を繰り返してきました。
これまでの上司の発言からも分かる通り、解雇を安易に認識している発言や、
また私が専門家の介入を予想させる発言もをしたのもあり、
慌ててちゃんと調べ始めたのだと想像できます。
なので同じように解雇された方は、解雇理由証明書の請求を機に、
会社の反応で会社の労務知識がいかほどか測れるかもしれません。
そういう意味でも、解雇されたら解雇理由証明書を請求するのがいいと思います。
全社員定時退社の謎
特に不思議なのは、他社員全員が定時に上がるように動き始めたことです。
その狙いがわかりません。
私個人への応対が変わるのは理解できます。
例えば「さと45に任せていた仕事を取り上げて、居づらくさせて、自主退職を申し出させる」狙いとか。
それはあり得る話だなと思うのですが、他社員全員が定時に上がっても、
私にメリットもデメリットもない。単純に謎だけが残ります。
でも、弊社のこの謎行動のおかげでまた新たな疑念が一つ生まれました。
それはまた別の記事で。
